「Photoscape X」は無料で使える画像編集ソフトです。
無料で使える割には多機能で、ブログのアイキャッチやYoutubeのサムネ作りにオススメの編集ソフトとなっています。
今回は「Photoscape Xの使い方」について紹介します。
無料で簡単に使える画像編集ソフトを探している人は是非参考にしてみてください。
Photoscapeとは?Xとの違いは?
Photoscapeは2008年から存在する、信頼性の高い画像編集ソフトです。
無料で使うことができますが、有料のプロ版ではさらに多くの機能を利用することができます。
無料版でも、ブログのアイキャッチやYouTubeのサムネイル編集に十分な機能が備わっており、サイズ変更や切り抜き、エフェクトなどが可能です。
特にこだわりがなければ、無料版で問題ありません。
Photoscapeには2つのバージョンがあり、ちょっとした違いがあります。
- Photoscape 3.7
2013年にリリースされたWindows 7時代の安定版です。 - Photoscape X
Windows 10向けに開発された最新バージョンの画像編集ソフトです。Windows 11でも動作しました。
Photoscape Xの方が、機能やエフェクトがより豊富でオススメです。
大きな違いの1つに、「コピースタンプ」という機能があります。
画像から不要な部分を消す際に便利な機能で、Photoscapeでは無料で提供されていますが、Photoscape Xでは有料です。
Photoscape Xの「スポット修復ブラシ」でも似た効果は得られるので、今使うならPhotoscape Xで十分かと思います。
Photo scape Xの使い方「写真編集画面」
ここからはPhoto scape Xの使い方について紹介します。
全てを詳しく紹介することは難しいですが、特に「サムネイル」や「画像編集」に便利な機能について説明します。
まず、Photo scape Xの編集画面です。ツールバーの「写真編集」から編集したい画像を選択します。
右側の編集ツールは次のような機能があります。
お気に入りの下にあるのは回転・反転、角度調整です。
その下の「サイズ変更」は、画像の縦横比を保ちつつサイズを変更できます。
「切り抜き」は、自由な切り抜きからカスタム、固定、円形、遠近法まで様々な方法で切り抜きが可能です。
「ミニチュア」は、ミニチュア風の写真効果を追加します。
「マジックカラー」は色を鮮やかに調整します。
「ブルーム」は明るく柔らかな印象を与えます。
「HDR」は明るさを引き出し、くっきりとした効果を与えます。
風景写真にはHDRを適用するだけで、明るく綺麗な写真になるためおすすめです。
他にも「調整」「効果」「変形」といった機能を使って、多彩な画像編集が可能です。セピア、水彩、魚眼、3Dなどのエフェクトも利用できます。
スマホで撮影した写真も美しく編集できます。
Photo scape Xの使い方「カラー、フィルム調、光、フレーム」
次に、カラー調整、フィルム風エフェクト、光効果、フレームについて紹介します。
「カラー」は、画像の色合いを調整する機能です。
明るさを強調したい場合は、「HDR」効果が有効です。暗さを調整したい場合は、バーを操作することで簡単に調整できます。
「フィルム調」と「光効果」では、写真に綺麗なエフェクトを加えられます。
プロ版ではより多くのエフェクトが利用できますが、ブログ画像やアイキャッチ、サムネイルを作成する際には無料版でも十分な選択肢があります。
「フレーム」機能は、白枠や影、吹き出しのような要素を画像に追加することができます。
Photo scape Xの使い方「挿入」
Photo scape Xで画像の編集を行う際に、一番利用するのが「挿入」にあるツールです。
「挿入」では、矢印やテキスト、保存された画像などを挿入することができます。
「ステッカー」は、スタンプのようなアイコンを挿入できます。顔やメガネなどのステッカーが用意されており、必要な場合に便利です。
「イメージ」は、保存された画像を挿入するための機能です。保存した写真やエフェクト、アイコンなどを組み合わせることが可能です。
「図」は、多角形や丸、矢印などの様々な形の素材を選択できます。
「テキスト」は、画像に文字を挿入することができ、かんたんに「縁取り文字」を使用することができます。
縁取り文字の作り方は、「アウトライン」にチェックを入れるだけで簡単に行えます。また、縁取りの太さを調整することで、縁取りの大きさを調節できます。
縁取り文字の外側をぼかしたい場合は、「光彩(外側)」にチェックを入れて、厚さやぼかしの度合いから調整できます。
「拡大鏡」は虫メガネのような効果があり、「フィルタ」はモザイクなどのエフェクトを画像に追加することが可能です。
Photo scape Xの使い方「道具」
「道具」は、画像を編集・加工するためのツールです。不要な部分を消したり、歪みを補正したりするのに役立ちます。
この「道具」の使い方については、Photoscapeのヘルプ動画を見るとわかりやすいです。
スポット修復ブラシ
ゆがみフィルター
コピースタンプ
「コピースタンプ」機能は、Photoscape Xでは有料ですが、Photoscape 3.7では無料で利用可能です。
Photoscape 3.7の「画像編集」メニューから、「ツール」セクションにある「コピースタンプ」を選択することで、簡単に利用できます。
Photo scape Xの使い方「カットアウト」
Photo scape Xの「カットアウト」は、背景を消したり透明にしたい場合に使用するツールです。
元の画像が複雑な背景だと消すのが大変です。上記画像のように、単純な背景だとカットアウトを使えば簡単に消すことが可能です。
消した背景部分は透明化することも可能です。
Photo scape Xの使い方「GIFアニメ」
Photo scape Xを使って、画像を組み合わせてGIFアニメを作成することができます。
画像の切り替え時に微細な効果を追加することもできるため、使う際に非常に便利です。
Photoscape Xの使い方のまとめ
Photoscape Xの使い方について紹介しました。
Photoscape Xは、私のような画像編集初心者でもシンプルで使いやすいソフトウェアです。
複雑な編集には向きませんが、無料でありながら初心者にも手軽に使える画像編集ソフトとして、かなりオススメできると思います。
画像編集をしたいけれど複雑さを避けたい、難しさに挫折したくないという方には、ぜひPhotoscape Xを試してみることをお勧めします。