今回は、高出力ソーラーパネル「BLUETTI PV200」のレビューを紹介します。
この「PV200」は、BLUETTI様から提供いただき、その性能や使い方を詳しく検証しました。
PV200は折り畳みできる家庭用ソーラーパネルで、ポータブル電源と組み合わせることで、災害や停電時にも安定した電源を確保することができます。
さらに、キャンプや車中泊などのアウトドア活動でも活躍し、家庭用として日常的な使い方でも電力の節約に期待できます。
今回のブログ記事は、BLUETTIのポータブル電源「EB3A」とソーラーパネル「PV200」の組み合わせて使ってみました。
家庭用のポータブル電源とソーラーパネルの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
BLUETTIのソーラーパネルPV200とは?
BLUETTIのソーラーパネル「PV200」は、高効率の単結晶シリコンセルを採用し、最新の光電転換技術を駆使しています。
折り畳んでコンパクトに持ち運びできる、高出力家庭用ソーラーパネルとして人気があります。
太陽光の転換率は最大23.4%となり、この高い転換効率により、太陽光を効率的により多くの電力を生成することが可能となりました。
また、PV200は高い可視光透過率を持つETFE素材を使用しています。
ETFE素材は、他のフッ素樹脂と比べて塗膜厚が厚く、耐熱性と耐久性に優れています。
さらに、防水機能はIP65防水等級で、小雨や小雪にも対応します。ただし、完全防水ではないため、外に出しっぱなしにしないよう注意してください。
ETFE素材の採用により、PV200は長期間の直射日光にも耐え、外でも安全に使うことができます。
BLUETTIのポータブル電源EB3Aとは?
BLUETTI EB3Aは、家庭用や持ち運びに便利な超小型のポータブル電源です。
超小型でありながら最大600Wの出力があり、電力リフト機能を利用すれば最大1200Wの性能を発揮します。
BLUETTI EB3Aの詳細については以下のブログ記事を参考にしてみてください。
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BLUETTI EB3Aレビュー!超小型ポータブル電源の使い方
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BLUETTIのソーラーパネルPV200の付属品
BLUETTIのソーラーパネルPV200の付属品は以下の通りです。

ポータブル電源と接続するためのケーブルは、裏面の収納ポケットにあります。

ケーブルはMC4コネクタで接続します。ポータブル電源側のMC4ケーブルは別途必要となります。


BLUETTIのポータブル電源「EB3A」には付属してました。
BLUETTIのソーラーパネルPV200レビュー
BLUETTIのソーラーパネルPV200を実際に使ってみました。
私の主な利用方法は、家庭用として日常的な充電や災害・停電時の電源確保を目的としています。
まず気になるのは、折りたたまれた状態の「大きさ」と「重さ」です。
折り畳み時の大きさは「縦58cm(取っ手を入れると62cm)*横60cm」で、重さは「7.3kg」となります。
最大200Wの高出力ソーラーパネルにしてはコンパクトに収納できますが、7.3kgはずっしりと重さを感じます。
女性でも持ち運びできる重さではありますが、常に持ち運ぶには重たい印象があります。

コンパクトに折りたためるので、持ち運びや収納時には場所を取らないので便利です。
PV200を広げると以下のような感じです。自宅のベランダに広げてみました。

広げると220cmほどの大きさがあります。
キャンプなどの外で使う場合には問題ありませんが、家庭用として自宅で使う場合には、ベランダや庭などに広げられるスペースを確保できるか確認しておく必要があります。
1日目
9月1日、天気は晴れ。
PV200を自宅のベランダに広げてみましたが、手すりや洗濯物で日陰ができてました。
これくらいの日陰なら充電できるのでは?と思いましたが、充電できませんでした。
ベランダの手すりの上に設置しなおして、ソーラーパネル全体に太陽光が当たるように調整しました。

PV200からの充電は150W前後出力されていました。

PV200の最大出力は200Wですが、ソーラーパネルの向きを調整しても大きな差は出なかったので、150W前後を目安にしておいた方が調整時間を節約できるかと思います。
充電時間について、公式サイトでは以下のように書かれています。
私が使用しているEB3Aは、約3時間で80%まで充電できるようです。
- 2時間後
13時10分から残り20%の状態で充電を開始し、15時41分に確認してみると99%まで充電できてました。

約2時間半で79%の充電ができました。
天気が晴れであれば、PV200は夕方くらいでも100Wの出力で充電できているので、短時間でポータブル電源を充電できることがわかりました。
2日目
9月2日、天気は薄い雲がかかる晴れ。

前日と同じように手すりの上にPV200を広げて出力を確認すると140W強で充電できていました。薄い雲くらいならソーラーパネルへの影響は少ないようですね。

- 1時間後
12時55分から残り33%の状態で充電を開始し、13時48分に確認してみると67%まで充電できてました。充電出力は130Wを確保できています。

約1時間で34%の充電ができました。
- 2時間後
15時4分に確認してみると100%まで充電できていました。

BLUETTI EB3Aなら、満充電になると自動で充電を停止してくれるようです。過充電を防止してくれるので安心して充電できますね。
3日目
9月3日、前日よりも雲が多い曇り天気です。

ソーラーパネルを広げて充電を開始すると90W強の出力でした。雲が厚くなればなるほど、充電効率は下がるようです。

- 1時間後
12時35分から残り33%の状態で充電を開始し、13時18分に確認してみると49%まで充電できてました。充電出力は74Wとなっていました。

約1時間で16%の充電ができました。
- 2時間後
14時25分に確認すると80%まで充電できていました。ソーラーパネルの出力は36Wとなっています。

約2時間で47%の充電ができました。
- 3時間後
15時23分に確認すると91%まで充電できていました。ソーラーパネルの出力は40Wとなっています。

このくらいの曇り空でも、PV200で十分充電ができそうです。

充電時間まとめ
充電開始 | 1時間後 | 2時間後 | 3時間後 |
---|---|---|---|
1日目 晴れ 153W | - | - | 102W 79%充電 |
2日目 薄曇り 146W | 136W 34%充電 | 67%充電 | |
3日目 曇り 95W | 74W 16%充電 | 36W 47%充電 | 40W 58%充電 |
BLUETTIのソーラーパネルPV200のメリット・デメリット
BLUETTIのソーラーパネルPV200を実際に使ってみて、私が感じたメリットとデメリットを紹介します。
BLUETTIのソーラーパネルPV200のメリットは、200Wの高出力であること。
高出力であれば、より短時間で充電できるので、災害や停電時にでも安心して電源を確保できるのは嬉しいですね。
使わない時には折りたたんでコンパクトに収納でき、7.3kgなのでさっと持ち出して広げられるのは、家庭で日常的に使う人にもメリットが大きいと言えます。
BLUETTIのソーラーパネルPV200のデメリットは、高額である点です。
4万円を超す価格で、節電を目的に購入した場合、回収できるまではかなり時間がかかるためおすすめできません。
しかし、キャンプや車中泊で使う、災害や停電時に使う目的であれば、レビュー結果から購入価値の高い商品であることは間違いありません。
ただ、PV200を出しっぱなしで外出するなどは、完全防水ではないため、急な雨で故障する危険性があるので注意が必要です。
充電が完了した場合は外に出しっぱなしにせず、片づけて室内にしまっておくことを忘れないようにしてください。
BLUETTIのソーラーパネルPV200のレビューまとめ
BLUETTIのソーラーパネルPV200について紹介しました。
PV200はポータブル電源と組み合わせることで、キャンプや車中泊、家庭用の電源確保として活躍できます。
私の使用目的は、静岡という土地柄、地震や富士山噴火など、災害・停電時に電力確保として使えればな~と考えています。
今回のレビュー結果では、多少の曇り空でも十分充電してくれたので、万が一の状況となっても安心して電気を確保できるかと思います。
PV200は同社のBLUETTI EB3Aと組み合わせることで簡単に接続・充電することができます。
ポータブル電源とソーラーパネルの購入を考えている人は、ぜひセットでの購入を検討してみてくださいね。