WonderFoxのクリスマスキャンペーンで無料で配布していた「Sticky Password premium」をレビューします。
パスワードを管理するソフトなんだけど結構便利。有料ソフトではあるけれど無料でも十分使える機能を揃えているので、是非参考にしてみてください。
Sticky Password premiumとは?
Sticky Passwordとは、パソコン・タブレット・スマホで使えるパスワード管理ソフトです。
Sticky Passwordにログインするためのメールアドレスとパスワードを1つ覚えておけばOK。ブラウザのフォームに自動入力してくれます。
パスワードは自分で考える必要がなく、「パスワードジェネレーター」を使えば複雑で強力なパスワードを生成してくれます。
Sticky Passwordのセキュリティは、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)が選定した「AES-256」という暗号方式を採用しています。
AESはアメリカ政府や軍でも使われる最先端の暗号技術で、無線LANやデータ通信にも使われている暗号技術です。
使用者本人が覚えているマスターパスワードの流出の危険性は低く、安全に使えるソフトと言えそうですね。
Sticky Password premiumの安全性は?情報漏洩したことない?
Sticky Passwordは「Lamantine Software(ラマンティンソフトウェア社)」というチェコ共和国にある会社が、2001年くらいから発案・開発されてきたソフトのようです。
2012年に「株式会社DEGICA」が「Sticky Password 6.0 Pro」を販売。以降、全世界で200万人以上が利用するパスワード管理ソフトとなりました。
Sticky Passwordのソフトについて、パスワードや個人情報の流出・漏洩はなかったか?調べてみましたが、見つけることができませんでした。ということは、今のところ安全に使えているパスワード管理ソフトであることに間違いなさそうです。
Sticky Password premiumの使い方
Sticky Passwordは公式サイトから無料でダウンロードできます。
- Windows版
- Mac版
- Android版
- iOS版
- その他デバイス
があるので、対象のソフトをダウンロード・インストールしてください。
Sticky Passwordを起動し、メールアドレスとマスターパスワードを設定して「StickyAccount」を作成します。
ブラウザにSticky Passwordの拡張機能を追加する
Sticky Passwordが立ち上がったらブラウザにSticky Passwordの拡張機能を追加しましょう。
Sticky Password右上の「メニュー」→「設定」をクリックします。

「対応ブラウザ」から、拡張機能を追加したいブラウザの「インストール」をクリックします。

ブラウザが立ち上がり「Enable Sticky Password in 〇〇(今回はChrome)」が表示されるので「Go to Web Store」をクリックします。
Chromeウェブストアが表示されるので「Chromeに追加」をクリックすれば完了です。
Sticky Passwordにウェブアカウントを追加する
次に、IDやパスワードを管理したいウェブアカウントをSticky Passwordに追加します。
「ウェブアカウント」から「ウェブアカウントを追加する」をクリックします。

フォームに自動入力させたい「ウェブサイトのアドレス」「ログインID」「パスワード」を入力して「追加」をクリックすれば完了です。

試しに「https://www.biglobe.ne.jp/」「test@yahoo.co.jp」「パスワード」を登録してみた結果、きちんと自動入力してくれました。

パスワードジェネレーターで作成するやり方
パスワードは自分で考えださなくても、Sticky Passwordの「パスワードジェネレーター」で自動生成してくれます。
「ログインID」や「パスワード」登録画面で「パスワードジェネレーター」から「生成」をクリックして「パスワード保存」を押せば完了です。

生成されたパスワードがどんな文字列化を知りたい時は「クリップボードにコピー」からメモ帳に貼り付けてみると確認できます。
今回生成されたパスワードをメモ帳に貼り付けてみたら以下のような文字列でした。


強固・・・
パスワードの長さや使用したい文字などは詳細オプションから変更できます。
個人情報は使えない
Sticky Passwordには名前や住所など「個人情報」を登録しておくこともできます。登録しておけば自動入力してくれるそうなので、懸賞応募に便利かな~と思ったんです。
登録した情報は、入力フォームにある「Sticky Passwordアイコン」→「個人情報を入力」を押せば自動入力されるのですが、ハチャメチャなところにハチャメチャな内容を入力しちゃいます。

個人情報の自動入力はまったく使えない機能なので、登録した内容は「拡張機能」からコピーして貼り付けるやり方が簡単でオススメです。

その他の機能「セキュアメモ」
その他に「ブックマーク」がありますが、これは単純にブックマークです。
「セキュアメモ」という機能はメモ帳の役割なのですが、登録しておいて表示させるとパソコン右下に常に表示されます。すぐコピーできるので、作業中にコピーする内容を表示しておくと便利でした。

Sticky Password premiumはスマホでも使える
Sticky Passwordはスマホでも使えます。
アプリをダウンロードし、最初に作った「StickyAccount」でログインすればOKです。
Androidにインストールしてみましたが、パソコンと同期されていませんでした。同期させたい場合はパソコン版Sticky Passwordの左下「ローカル同期」「クラウド同期」から同期することが可能です。

スマホから同期しようとしたら、なぜかできなかったよ。
ちなみに、スマホで登録したウェブサイトに移動してみましたが、自動入力されませんでした。アプリでの使い方はコピーして貼り付ける方法になります。
Sticky Password無料版と有料版の違い
Sticky Passwordは無料でも使うことができます。ただし、有料版(premium)より制限があるので注意が必要です。
有料版 | 無料版 | |
---|---|---|
パスワード マネージャー | 〇 | 〇 |
自動入力 | 〇 | 〇 |
フォームの記入 | 〇 | 〇 |
生体認証 | 〇 | 〇 |
データの安全性 | 〇 | 〇 |
マルチデバイス対応 | 〇 | 〇 |
デバイス間のクラウド同期 | 〇 | × |
クラウドバックアップ | 〇 | × |
デバイス間のローカルWi-Fi同期 | 〇 | × |
優先的なサポート | 〇 | × |
マナティー保護に貢献 | 〇 | × |
無料版には同期ができないというデメリットがありますが、パスワード管理の機能はプレミアムと同等に使うことができます。
登録できるパスワードの数に制限がないという点も嬉しいですね。
まずは無料版でお試しして、パソコンとスマホを同期させたくなったらプレミアムに切り替えればOKかと思います。(プレミアム30日間お試しもあるみたいです)
Sticky Passwordの価格は?
Sticky Passwordは公式サイトから1年ライセンスで購入できます。
Amazonや楽天市場
では永久ライセンスが販売されています。
永久ライセンスではあるんですが、CD-ROMなので購入するのが面倒な気もします。無料でも十分使える機能が揃っているので、じっくり検討してくださいね。
Sticky Password premiumの使い方のまとめ
Sticky Passwordはパスワード管理ソフトです。
メールアドレスとマスターパスワードさえあれば、ログインIDとパスワードを無限に管理することが可能です。
無料と有料版があるので、まずは無料版からお試ししてみてくださいね。