可愛らしいロボットが登場するウェブサイトで、「ロボットではない場合は 許可 をクリックします」というメッセージを見たことがありますか?
その可愛らしい外見に誘われ許可ボタンを押してしまうと、怪しい広告やウイルス感染詐欺のサイトへ誘導さるようになってしまいます。
でも安心してください。もし許可を押してしまったとしても簡単に削除することができます。
私が実際に許可を押してから削除してみたので、対処法として参考にしてみてください。
ロボットではない場合は 許可 をクリックしますとは?
「ロボットではない場合は 許可 をクリックします」というセリフと一緒に、謎のロボットが登場するサイトです。
このサイトでは、ブラウザの左上に「許可(Allow)」と「ブロック(Block)」のボタンが表示されます。
ブロックを選択しても同じようなサイトが表示されたり、ゲーム、カジノ、ウイルススキャン、アダルトサイトへ誘導されることもあります。
最終的にはGoogleやマカフィー公式サイト、スマホの場合はGooglePlayに誘導されたりと、謎の多いロボットサイトです。
同じようなロボットサイト
「ロボットではない場合は 許可 をクリックします」は、いろんな表示パターンがあるようです。
ちょっと可愛くない青ロボットサイト
Allow(矢印)で許可を促すサイト
「ビデオを見るには許可を押してください」と表示されるサイト
「購読を押して、あなたがロボットではないことを確認してください」
ロボットではない場合は 許可 をクリックしますってウイルスなの?
この「ロボットではない場合は 許可 をクリックします」は、
- Ads messages on your desktop.(デスクトップ上の広告メッセージ)
- Annoying pop-up ads(迷惑なポップアップ広告)
という「迷惑サイト」「迷惑広告」という位置づけのようです。
ウイルスやフィッシング詐欺とは違うので、表示されたからと言ってウイルスに感染している危険性は低いと思われます。
許可を押してしまったらどうなる?
「ロボットではない場合は 許可 をクリックします」の許可を押してしまったとしても、ウイルスに感染するわけではありません。
迷惑広告の表示や迷惑通知を受け取る許可を押してしまったことになります。
実際に許可を押して確認してみたところ、
- 年間ビジターアンケート・ブラウザー意見アンケー
- Chrome検索コンテスト
- おめでとうございます!Googleをお使いのあなた!
というフィッシング詐欺サイトが表示されるようになりました。
「最新のiphoneに当選しました」などと誘導し、カード情報を入力させて盗み取る詐欺サイトです。
他にも「Windows-Defenderセキュリティ警告」や「お使いのMcAfee Antivirusのサブスクリプションは有効期限が切れました」などの広告や詐欺サイトが表示されることもあるので注意が必要です。
許可した通知をブロック・削除する方法
「ロボットではない場合は 許可 をクリックします」の許可を押してしまった場合、ブラウザから簡単にブロック・削除することが可能です。
私はChromeを使っているのでChromeで解説します。
Chromeブラウザ右上「︙」から「設定」を開きます。
左側「プライバシーとセキュリティ」から「サイトの設定」を開きます。
「権限」にある「通知」を開きます。
「許可」にある身に覚えのないサイトを、右側「︙」からブロックを押します。
「許可」のリストからブロックした項目が消えたことを確認すればOKです。
Edgeの場合は「…」→「設定」→「Cookie とサイトのアクセス許可」→「通知」から。
Firefoxは「≡」→「オプション」→「プライバシーとセキュリティ」→「許可設定」あたりから変更できそうです。
詳しくは「(ブラウザ名) 通知 ブロック」で検索してみてください。
許可した通知をブロック・削除する手順の動画
ロボットではない場合は 許可 をクリックしますは回避できるの?
ロボットではない場合は 許可 をクリックしますのサイトを回避することは難しいと思われます。
目的のサイトから強制的に飛ばされたり、広告として表示されることもあります。
ウイルスや詐欺サイトとも違うので、セキュリティソフトで防ぐこともできません。
私たちにできることは、ロボットではない場合は 許可 をクリックしますが表示されたら無視して閉じるくらいです。
GoogleやYahooから排除されることを待つしかなさそうです。
ロボットではない場合は 許可 をクリックしますの対処法まとめ
ロボットではない場合は 許可 をクリックしますの対処法について紹介しました。
もし表示された場合はブロックまたはブラウザを閉じればOKです。
万が一、許可を押してしまったとしても簡単に削除できるので安心してください。
「ロボットではない場合は 許可 をクリックします」は、アダルトサイトなど怪しいサイトからだけではなく、GoogleやYahoo検索からも表示されます。
以前は、検索結果の中に「単語 単語」と、半角スペースが入っているものが急増しました。
例えば「トランプ コロナ 予言」で検索すると、結果の中にある「予言 カード」などが誘導される検索結果です。(現在は検索結果に表示されないようです)
単語と半角スペースの検索結果には十分注意し、表示された場合には無視して閉じるようにしてくださいね。