VideoProc Converterは、Youtubeなどの動画投稿サイトから動画をダウンロード、動画を変換・編集、パソコン画面を録画できるソフトです。
VideoProc Converterを実際に使ってみて特におすすめしたいのは「画面録画」「動画ダウンロード」「手振れ補正」です。かなり使い勝手が良く、便利な機能だと体感できました。
今回のブログ記事では「VideoProc Converterの使い方」について紹介します。
VideoProc Converterの使い方や無料版と有料版の違いなどに興味がある人は、ぜひこのブログ記事を参考にしてみてくださいね。
VideoProc Converter無料版と有料版の違いとは?
VideoProc Converterには「無料版」と「有料版」があるので、その違いについて紹介します。
無料版と有料版の比較 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
動画変換 | 5分 | 無制限 |
高速変換対応 | × | 〇 |
動画の結合 | 5分 | 無制限 |
画面録画に透かし | あり | なし |
動画ダウンロードサイト | 50以上 | 1,000以上 |
動画ダウンロード本数 | 10本 | 無制限 |
M3U8動画のダウンロード回数 | 3回 | 無制限 |
最新バージョンアップグレード | × | 〇 |
24時間の技術サポート | × | 〇 |
無料版の「動画変換・編集」機能は、5分という制限時間が短く感じるかもしれません。
また、「パソコン画面録画」機能では動画内にVideoProcの透かしが入ってしまうので、YouTubeやSNSなどに公開しづらいのが残念です。
さらに、「動画ダウンロード」機能も制限があり、最大で10本しかダウンロードできません。バージョンアップもサポートされておらず、新しいサイト仕様への対応が難しいこともあります。
そこで、有料版の検討が必要ですが費用が掛かります。
ここからVideoProc Converterの使い方について紹介します。有料版の購入を検討する前にこのブログ記事を参考にしてくださいね。
VideoProc Converter 動画ダウンロードの使い方
VideoProc Converterのメイン機能の1つ「動画ダウンロード」の使い方について紹介します。
VideoProc Converterは、無料版では50以上の動画共有サイトに対応し、有料版ではさらに1,000以上のサイトから動画をダウンロードできます。
- Youtube
- ニコニコ動画
では、「動画ダウンロード」の使い方について紹介します。
Step1
VideoProc Converterを起動すると「ビデオ」「DVD」「ダウンロード」「録画」があるので、「ダウンロード」をクリックします。
Step2
ダウンロード画面が表示されるので「ビデオ追加」をクリックします。
Step3
動画を分析するためのウィンドウが表示されます。ダウンロードしたい動画の「URL」をコピペして「分析」をクリックします。
Step4
動画の分析が完了すると、ダウンロードできる動画リストが表示されます。ダウロードしたい解像度を選択して、「選ばれた動画をダウンロードする」をクリックします。
Step5
分析した動画がダウンロードリストに追加されます。「Download now」をクリックすれば動画のダウンロードが開始します。
ライブ配信もダウンロード・録画可能
VideoProc Converterはライブ配信中の動画もダウンロード・録画できます。
ライブ配信中の動画URLを解析すると、「録画開始」ボタンが表示されるのでクリックすればOKです。
配信中の動画はバックグラウンドで録画できます。
- Youtube Live
- Twitch
- インスタライブ
- ツイキャス
- LINE LIVE
- ニコニコ生放送
- ふわっち
VideoProc Converter PC画面録画の使い方
VideoProc ConverterのPC画面録画の使い方について紹介します。
Step1
VideoProc Converterのソフトを立ち上げたら「録画」をクリックします。
Step2
録画操作画面が表示されたら「カメラボタン」をクリックします。
Step3
デスクトップ全体が録画範囲に指定されます。ウィンドウや自分で範囲を指定したい場合は「クロップ」をクリックします。
Step4
録画したい範囲を指定したら「REC」をクリックして録画スタートです。
PC画面録画中には「作図ツール」を使って、録画範囲にテキストや図形を入力することができます。
作図ツールはショートカットキー「Alt+Ctrl+Shift+T」で表示されます。公式サイトでは「Ctrl+T」と書いてあって何度押しても出てきませんでしたが、調べてみたら「Alt+Ctrl+Shift+T」でした。
画面録画を停止する時は「STOP」を押すか、ショートカットキー「Alt+Ctrl+Shift+R」を押せばOKです。
実際にパソコン画面を録画してみた動画
ゲーム画面を録画してみましたが、音飛びもせず、綺麗に録画することができました。
ただ、ゲーム画面の読み込み時間が少し増えたような気がします。
VideoProc Converterを閉じると読み込み時間が減少するため、VideoProc ConverterのソフトがPCに負荷を与えているのは間違いなさそうです。
それでも古いPCで音飛びしたりカクついたりすることは無いため、サクサク動く軽いソフトであることに間違いありません。
WEBカメラの映像も録画できる
VideoProc ConverterはWEBカメラの映像も録画することができ、ゲーム画面と合わせることで簡単に実況動画を作ることができます。
また、背景をグリーンもしくはブルースクリーンにすることで透過することも可能です。
ゲーム画面と実況者のクロマキー合成が簡単にできる機能があるので、ゲーム実況動画を作るならVideoProc Converter1つあれば十分なソフトと言えます。
VideoProc Converter 動画変換の使い方
VideoProc Converter の動画変換の使い方について紹介していきます。
Step1
VideoProc Converterを起動したら「ビデオ」をクリックします。
Step2
動画変換ツールが立ち上がるので、ステップ1の部分をクリックまたはドラッグ&ドロップして変換したい動画を読み込ませます。
Step3
動画を読み込ませたら変換したい形式を選びます。左下「出力」をクリック。
Step4
出力をクリックすると出力プロファイルが表示されます。この中から変換したいプロファイルを選択します。
Step5
右側にさまざまな変換形式やコーデックが表示されます。変換したい形式・コーデックを選んだら「完了」をクリックします。
Step6
今回はHEVC動画を選択しました。最後に「RUN」をクリックすれば動画変換開始となります。
あとは完了するまで待つだけですが、動画変換はとても時間がかかります。
今回、変換した動画はH264の1920×1080、13分ほどの動画でした。動画変換完了するまでに30分~40分ほどの時間がかかりました。
動画投稿サイトで対応している動画形式とコーデック一覧
例としていくつかのサイトで対応している動画形式・コーデックの一覧をご紹介します。
動画形式 | Youtube | tiktok | ||
---|---|---|---|---|
.mp4 | ○ | ○ | ○ | ○ |
.avi | ○ | × | ○ | ○ |
.mov | ○ | ○ | ○ | ○ |
.wmv | ○ | × | ○ | × |
.mpg | ○ | × | ○ | ○ |
.flv | ○ | × | ○ | × |
.3gp | ○ | × | ○ | ○ |
コーデック | Youtube | tiktok | ||
---|---|---|---|---|
H264 | ○ | ○ | ○ | ○ |
H265 | ○ | × | × | × |
最新の情報は各サイトで確認してね。
動画形式は入れ物に例えられ、動画形式の中にはコーデックが入っています。
コーデックは映像・音声データを圧縮・再生したりするプログラムで、動画形式とコーデックが一致しなければ動画をアップロード・再生できません。
そのためVideoProc Converterを使って、端末や投稿サイトに適した動画変換を行う必要があります。
現在の主流は、
動画形式:.mp4
コーデック:H264
です。スマホで撮影した動画はおよそ上記の形式・コーデックになるので、そのまま動画サイトやSNSに投稿可能となっています。
VideoProc Converterの動画変換の特徴
VideoProc Converterは多数の動画形式やコーデックに対応しています。
例えば、よく使われる動画形式MP4、FLV、MPG、MOV、WMV、AVIや、コーデックMPEG4、H.264、H.265などはもちろん、一般ユーザーなら一生使うことのないような370種類以上の動画・音声コーデック形式・コーデックに対応しているそうです。
対応している全形式・コーデックについてはVideoProcの動作環境を参照してください。
形式やコーデックがたくさんありすぎてわからない・・・
という場合には「プロファイル」を選択することで、端末や動画投稿サイトに適した形式・コーデックで出力することが可能です。
例えば、撮影した動画をYoutubeにアップロードするための動画に変換したい場合、YoutubeのプロファイルからMP4を選択して変換すればOKです。
動画形式MP4とコーデックH264を選んでおけば間違いないよ。
独自のGPUアクセラレーション技術で高速変換
動画変換はパソコンに大きな負荷がかかり、とても時間がかかる作業になることがあります。
そこで有効な技術としてGPUアクセラレーションという機能があります。
GPUアクセラレーションは動画変換という作業に対し、パソコンのCPU能力とGPU(グラフィックボード)の能力も一緒に使って効率よく変換しましょう!という技術になります。
CPUの負荷を減らせるだけでなく、作業時間も大幅に短縮できるとても素晴らしい機能です。
VideoProc Converter「Intelの「Quick Sync Video(QSV)」について」によると、「Quick Sync Videoを使ってH.264/H.265エンコードを行うと約3~5倍の高速を示した」とあります。
Quick Sync VideoはインテルのGPUアクセラレーション技術になります。
VideoProc ConverterはIntel・ AMD・NVIDIAのGPUアクセラレーションに対応しています。
また、独自のGPUアクセラレーション技術「Level-3 GPU加速技術」によって最適化された動画変換が可能となっています。
VideoProcのGPUアクセラレーションを有効化するには、動画変換ツールの右側「ハードウェアアクセラレーション・エンジン」にチェックを入れればOKです。
VideoProc Converterの動画編集のやり方
VideoProc Converterの動画変換の途中で、かんたんな動画編集が行えます。
Step1
VideoProc Converter を起動したら「ビデオ」をクリックします。
Step2
動画変換ツールが表示されたら「ビデオ」をクリックして、変換・編集したい動画を選択します。
Step3
動画の編集は「オプション」→「ビデオ編集」もしくは「ツールバー」から編集したい項目を選んで行います。
編集前の動画と編集後の動画を比較しながら作業できるので使いやすいですね。
- ビデオ&オーディオ
動画の回転・反転、再生速度の変更、音量調整、音ズレ修正ができます。 - 効果
映像にグレースケールやミラーリング等の効果を付ける、明るさ、コントラストなどの調整ができます。 - 字幕
映画やドラマの字幕ファイルをインポートできます。 - トリミング
動画をトリミングできます。複数の箇所でトリミングすると自動的に結合されます。 - クロップ
映像の位置調整、拡大・縮小ができます。 - 透かし(ウォーターマーク)
動画にテキストや画像の透かし(ウォーターマーク)を入れられます。
ツールボックス
「出力」をクリックすると「出力プロファイル」の一番下に「ツールボックス」があります。もしくは動画変換ツール一番下のツールバーから選択できます。
ツールボックスでは、ビデオ安定化(手振れ除去)、ノイズ除去、魚眼レンズ補正、GIF作成、トリミング、回転、分割などができます。
VideoProc Converterのビデオ安定化(手振れ補正)がすごい!
VideoProc Converterのビデオ安定化では、撮影した動画に手振れ補正を入れることができます。
手振れ補正前
手振れ補正後
手振れ補正のやり方は、「ツールボックス」→「手ブレ補正」からできます。
「手ブレ率」「精度」「ステップ幅」「最小コントラスト」から手振れ補正具合を調整します。
デフォルトでも十分補正されるし、もっと手振れを補正したいなら「手ブレ率」「ステップ幅」を右にすればOKです。
最小コントラストは右に振ると手振れ補正されなかったので、左の方が良さそうです。
下は手振れ補正前と補正後の比較動画です。是非参考にしてください。
手振れ補正の比較動画
VideoProc Converterの動画圧縮について
最近ではパソコンやスマホ端末の容量が増えたため、保存するために動画の圧縮を考えることはかなり減った気がします。
ですが、twitterやInstagram、tiktokなど動画を投稿する際に、再生時間やファイルサイズがオーバーしてしまいアップロードできない・・・なんてこともありますよね。
そんな時には動画の圧縮が有効になります。
動画を圧縮するのには以下のような方法が有効です。
- 解像度を下げる
- 再生時間を短くする
- フレームレート下げる
これらの圧縮方法はVideoProc Converterを使って簡単に行うことが可能です。
再生時間を短くする方法は動画変換でできるトリミングで行えばOKです。
解像度を下げる・フレームレートを下げるには、動画変換ツールで動画を読み込ませた後に「オプション」をクリックします。
オプションの中にある解像度とフレームレートを変更すればOKです。
試しに以下の動画をMOV(H264)→MP4(H264)変換してみます。
- 解像度:1920×1080
- フレームレート:59.94
- ファイルサイズ:3.91GB
- 解像度:1920×1080
- フレームレート:59.94
- ファイルサイズ:3.72GB 約5%減
- 解像度:1280×720
- フレームレート:59.94
- ファイルサイズ:2.92GB 約25%減
- 解像度:1920×1080
- フレームレート:30
- ファイルサイズ:3.72GB
※フレームレートを設定しても反映されませんでした。
残念ながらフレームレートは変更できませんでしたが、解像度は下げることができました。
スマホで動画を見る場合には、解像度が低くても十分高画質で見ることが可能です。
動画の圧縮をしたい場合には動画の解像度を下げる方法を検討することをおすすめします。
VideoProc Converterの価格は?
VideoProc Converterは紹介しきれなかった機能や特徴もあります。
- DVDバックアップ
- DVD編集
- ハードウェアアクセラレーション
VideoProc Converterは、動画編集やダウンロード、手振れ補正の機能が使いやすいソフトですが、まぁまぁ高いですよね。
正直、使わない機能も多いので、購入するかどうか悩むところ。
なので、通常には購入せず、不定期に開催する割引キャンペーン中に購入することをおすすめします。
永久ライセンスが、半額以下で購入できるチャンスなので是非チェックしてみてください。
VideoProc 割引セール例 | 年間ライセンス | 永久ライセンス | 永久ライセンス |
---|---|---|---|
使用期限 | 1年間 PC3台 | 永久 PC1台 | 永久 PC2台 |
価格 | 7138円 → 2980円 | 8982円 → 4480円 | 9373円 → 5480円 |
VideoProc Converterの使い方のまとめ
VideoProc Converterの使い方や特徴についてレビューしました。
多機能ではあるものの、私には使わない機能も多い印象です。逆に言えば、これら多くの機能を使う人にとっては便利でソフトであることは間違いありません。
特におすすめな機能は「画面録画」「動画ダウンロード」「手振れ補正」です。
無料版では制限が多くなるため、お試し使用は無料版で、編集やダウンロード機能に満足できそうであれば有料版の購入をおすすめします。
興味のある方は是非VideoProc Converterをチェックしてみてくださいね。