中華製の格安アクションカメラ「Crosstour CT9500」を購入しました。
アクションカメラを購入した目的は、旅行の思い出を記録できたらいいな~と思ったからです。
いろんな中華製アクションカメラがある中で、なぜ「Crosstour CT9500」を選んだのか?
Crosstourの会社やカメラの使い方、使ってみたレビューをご紹介するので、アクションカメラ購入の参考にしてください。
Crosstourとは?製造会社はどこ?
「Crosstour」はメーカー名だと思いますが、検索しても会社概要など詳しい情報はでてきません。
Crosstourの公式サイトを見つけたので確認してみます。

Crosstourの公式サイトには「2017年7月に設立された」と書かれています。
利用規約には「SHIJIE TRADINGLTD」と書かれていて住所はロンドン、登録者は中国籍、公式サイトの一番下には「Shenzhen Long Tou Optics CO.,LTD.」と書かれてあり、中国の深センにある会社なんだと思います。
「Shenzhen Long Tou Optics CO.,LTD.」で検索してみると「Shenzhen Laitong Optical Technology Co., Ltd.」がヒットします。
「Shenzhen Laitong Optical Technology Co., Ltd.」を調べてみると、どうやらCrosstourは「深圳市莱通光学科技有限公司」が親会社になるのかもしれません。
「深圳市莱通光学科技有限公司」についてはあまりよくわかりませんでした。
中国の会社であることには間違いなさそうで、Crosstourのアクションカメラは中華製アクションカメラということになります。

「深圳市莱通光学科技有限公司」のサイトは2017年から更新されてないよ。
Youtubeに公式チャンネルがあり2016/10/19に登録されています。Crosstourのいろいろな製品が紹介されてますが、なぜかCT9500がありませんでした。
Crosstour CT9500の評価・口コミ
CrosstourのCT9500を出品しているのは「Crosstour 直営店」と「Jroru」の2つです。※2021年12月1日現在
どちらが公式かは不明ですが、2020年5月にこの記事を書いた段階では「Jroru」はありませんでした。
「Crosstour 直営店」の方が運営実績があるかな~という印象です。
Crosstour 直営店でのCT9500の評価は「138 件のグローバル評価 星5つ中の3.8」です。
口コミや評判を確認すると

画質が綺麗!値段相応!操作性がいい!
という高評価がある一方、
手振れ補正が弱い!音が小さい!不良品が届く!

といった悪い評価も目立ちます。
CT9500の価格は8,600円。(2021年12月1日現在)2,000円OFFのクーポンがあるので6,000円台で購入できるアクションカメラです。
この価格帯で高いと感じるか安いと感じるかは、このレビューを参考にしてみてくださいね。

Crosstour CT9500の仕様
Crosstour CT9500の仕様は以下の通りです。
仕様 | CT9500 |
---|---|
動画解像度 | 4K 50fps |
画像解像度 | 20MP |
動画・画像 フォーマット | MP4 JPEG |
バッテリー | 1350mAh |
外形寸法 | 61x45x24mm |
マイク | 内蔵 |
リモコン | なし |
MicroSD | 8~128GB |
タイムラプス | 〇 |
手振れ補正 | 〇 6軸EIS |
他、
- Wi-Fi接続可、Android / iOS対応
- 防水ケース付き、水深30m
- 2インチ液晶
- 170°広角レンズ
- ループ録画
という機能を備えています。
Crosstuor CT9500の付属アクセサリー
Crosstuor CT9500に付属するアクセサリーは以下の通りです。
- アクションカメラ本体
- 防水ケース
- 充電器
- バッテリー×2
- 保護ドア
- USBケーブル
- 固定マウント
- 360°アダプタ
- ストラップ
- 自転車スタンド
- ベース
- ヘルメットマウント
- スイッチサポート
- 3M 粘着テープ
- クリップ
- 清浄用布
- ネイキッドフレーム
豊富なアクセサリはとても嬉しいのですが、一番うれしいのはバッテリーが2個付いてるってことでしょうか。
アクションカメラはバッテリー持ちが悪く、Crosstuorではフル充電のバッテリーで最大90分の連続撮影が可能と謳っています。
予備のバッテリーがあれば、撮影中に充電が切れたとしても安心ですよね。
Crosstour CT9500のレビュー
ここからは、Crosstour CT9500を実際に使ってみた感想・レビューを書いていきます。
2020年のお正月、富士宮浅間神社へ初詣に行った時に撮影した写真や動画を載せつつご紹介します。
Crosstour CT9500の写真画質
CT9500は最大20MPで撮影できるので、かなり綺麗な写真を撮影できます。ただ、魚眼レンズで撮影したような写真になります。


周辺がぐにゃ~っと歪んで見えるよ。
画質はとてもきれいで、富士山も綺麗に撮れてますよね。

風景は綺麗に撮影できますが、文字などの接写は苦手です。

近くの物や文字を撮影するには不向きですね。
Crosstour CT9500の動画画質
Crosstour CT9500で撮影した富士宮浅間神社の初詣の様子です。
手振れ補正ONにして撮影してます。池を写したシーンで一旦手振れ補正をOFFにし、その後ONにして橋を渡りました。
720p 60fps・手振れ補正ONでの撮影です。
Crosstour CT9500で動画を撮影した第一印象は、「音声を拾いにくい」ということです。
CT9500を手に持って撮影しながら会話をしたとしても、「ごもごも」っとした感じの録音ではっきり聞き取れず音質が悪いです。
さらに録音ボリュームも低く、再生時にボリュームを上げなければ話し声を聞き取ることができませんでした。
防水ケースに入れた場合は、音声をほぼ拾わないので期待しない方が良いでしょう。
CT9500は外部マイクを付けることができません。音声もきれいに撮りたい場合は外部マイクを付けられるアクションカメラを探したほうが良さそうです。

APEMAN A79なら外部マイクが使えるよ!この記事の下の方で少し紹介するよ!
手振れ補正は、かなり効果あると思います。
手振れ補正をONにして歩くと、歩いた時の上下左右の揺れを感じさせませんし、滑らかな映像を撮ることができます。
ただ、Youtubeで見るGoPro・DJI Pocket 2と比較してみると、滲みのあるもやっとした感じの映像になる印象です。
手振れ補正+画質を求めるならGoProやDJI Pocket 2など値段高めのアクションカメラの方がオススメです。
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夜は残念ながらまったく撮影できません。暗い風景にはかなり弱いです。
Crosstour CT9500をドラレコとして使うには、夜間の撮影に不安がありますね。
街灯や看板の光は拾ってくれるので、街中の夜は十分撮影できるとは思いますが、田舎の暗闇は撮影できないので期待しない方がいいでしょう。
4K画質について
Crosstour CT9500の4K画質については、本当に4Kで撮影できているか疑問が残ります。
後日、DJI Pocket 2と4K画質を比べてみましたが、相手になるレベルではなかったです。
4Kを撮影する目的でCrosstour CT9500を購入するのはおすすめしません。
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APEMAN A79との比較
APEMAN A79を購入しました。2つの映像を見比べてみたら、Crosstour CT9500の方が手振れ補正や色などが優秀なのがわかります。
APEMAN A79の動画
Crosstour CT9500の動画
両方ともフルHD 30fps 手振れ補正ONで撮影してます。
音声に関してはAPEMAN A79の方が優秀でした。
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Crosstour CT9500の使い方とレビューまとめ
Crosstour CT9500は手振れ補正がかなり効果的で、旅の思い出風景を撮影するのにはピッタリだと思います。
Go Proの1/4程度の価格だと考えれば、価格以上に綺麗に撮影できるカメラだと私は思います。
ただ、少しもやっとした感じの映像になるので、より綺麗な動画を残したい場合にはGo ProやDJI Pocket 2など高価なアクションカメラの方がオススメです。
安い手振れ補正の強いアクションカメラを探しているなら、Crosstour CT9500を検討してみてはいかがでしょうか?
