インターネットを閲覧していると「Windows Defenderセキュリティ警告」と急に出てきてびっくりしますよね。
この「Windows Defenderセキュリティ警告」は、実はウイルス感染詐欺なんです。
パソコンやスマホがウイルスに感染しているわけではなく、感染しているよ!と嘘をついて電話させるのが目的です。
電話をしてしまうとウイルス除去手数料を請求されるので、絶対に電話をかけないよう注意してください。
Windows Defenderセキュリティ警告とは?
Windows Defenderセキュリティ警告とはどういった表示なのか?
実際に表示された画像は以下のとおりです。
Windowsファイアウォール
Trojan_Spyware_Alert-エラーコード:0x268d3(x3)アクセスはこのパソコンのブロックセキュリティ上の理由.Windowsサポートに連絡する:(050)3196-4846
Windows-Defender-セキュリティ警告
アクセスはこのパソコンのブロックセキュリティの理由
お使いのコンピュータは、それがトロイの木馬のスパイウェアに感染していること 以下のデータが侵害されました。
メール資格情報
銀行パスワード
Facebookログイン
写真資料
~以下略~
突如として、画面いっぱいに表示されます。
×などを押しても消すことができずに不安を煽り、サポートに電話する以外の選択肢を与えないようなデザインとなっています。
音声を読み上げたり、アラーム音が鳴り続けるのもあります。
Windows Defenderセキュリティ警告は本物?
インターネットを閲覧していると、突如として「Windows Defenderセキュリティ警告」が表示されます。
これはウイルススキャンの結果ではなく、迷惑広告の一種だと思われます。
「Windows Defenderセキュリティ警告」に書かれている「トロイの木馬」は、潜伏して悪さをするマルウェアですが、パソコンやスマホがウイルスに感染している危険性は低いので安心してください。
マルウェアはウイルスやトロイの木馬など、悪意あるソフトウェアの総称です。
不安があれば端末にインストールしているウイルス対策ソフトでスキャンすることをオススメします。
「Windows Defenderセキュリティ警告」が表示されると全画面表示になり、マウスによる操作ができなくなる場合があります。
さらに、女性による警告アナウンスやアラーム音鳴りますが、焦る必要はありません。
全画面表示になるとクリックできないので困りますが、「右クリック→全画面表示の終了】またはキーボード左上「Esc」を押すと全画面が解除されます。
あとは「×」ボタンをクリックしてブラウザを閉じればOKです。
やり方がわからない時は強制終了や再起動でも大丈夫です。
「Windows Defenderセキュリティ警告」にある「クイックサポート」や「安全に戻る」をクリックしても、特に意味はありません。
「Windows Defenderセキュリティ警告」は、パソコンについて詳しくない人に電話をかけさせることが目的なので、絶対に電話をかけないよう注意してください。
電話をかけるとウイルス削除料金を取ったり、パソコンを遠隔操作するためのウイルスをインストールさせたりするらしいので絶対に電話をかけないでください。
不安がある場合にはそのままにして、パソコンに詳しい人や国民生活センターなどに相談してください。
Windows Defenderセキュリティ警告が本物か見分ける方法
Windows Defenderセキュリティ警告が本物か偽物かを見分ける方法として、日本語に違和感がないかを確認する方法があります。
「Windows Defenderセキュリティ警告」の場合は、明らかに日本語が変なので、海外で作られた怪しいサイトであることがわかります。
このように、日本語に違和感がある場合には詐欺を疑い、もう一度しっかりと読み直す、家族や友人に相談するなど、焦ることなく対処することが重要となります。
もし、頻繁に「Windows Defenderセキュリティ警告」が表示される場合には、迷惑広告の通知を許可している可能性があります。
以下のブログ記事を参考にして、身に覚えのない通知を許可していない確認をして、不要な通知を削除することをお勧めします。
Windows Defenderセキュリティ警告のまとめ
「Windows Defenderセキュリティ警告」について紹介しました。
Windows-Defender-セキュリティ警告は迷惑広告の一種です。
ウイルスやトロイの木馬感染を装って不安を煽り、電話をかけさせて怪しいソフトをインストールさせたり、お金を騙し取るのが目的だと思われます。
ブラウザに表示されてもウイルス感染の可能性は低いので、ブラウザを閉じて安全なサイトへ移動してください。