敷金・礼金・手数料・更新料無料の格安家賃で住めるビレッジハウスですが、実際のお部屋はどんな感じなのか?
汚い部屋よりは綺麗な状態の部屋に住みたいですよね。
ビレッジハウスに住んで1年が経とうとしている私が生の口コミと、内見の時に確認すべき5つのことをご紹介します。
ビレッジハウスは古いから汚い?
ビレッジハウスと契約する前に知っておきたいこと。それは「建物が古い」ということです。
ビレッジハウスは国の事業「雇用促進住宅」として、1960年代から建てられた建物です。つまり、築40年、築50年、築60年という古い建物が多く存在します。
そりゃ築50年も経てば汚れや破損など、あって当然ですよね?
ですが、ビレッジハウスは「雇用促進住宅」時代の状態の部屋を、そのまま提供しているわけではありません。
部屋はリノベーションされ、新しく生まれ変わった状態で提供されています。
とはいえ、パッと見た感じには綺麗に見えても、細かいところで不具合や汚いところがあります。
実際に住んでいる私が、現在の部屋の様子や内見時に確認した方がいい点をご紹介していきますよ。
内見ではここ見る!ビレッジハウスの部屋の壁
まずは、ビレッジハウスのサイトで公開されている、とある部屋の写真を見てみましょう。

ビレッジハウスのお部屋は白を基調にした、とてもさわやかなお部屋ですよね。隣人の部屋や外との壁はコンクリートで、室内の部屋の壁は木材となっています。
部屋の壁は遠目で見るととてもなめらかできれいな白に見えますが、近づいてみると

結構ボコボコしてます。
釘の跡や、以前住んでいた人の画びょうやネジ穴などが目立ちます。その上から無理やり塗装している感が強いですね。
塗装のおかげで壁の汚れはありませんが、ボコボコ感が気になる人は、内見時にしっかり確認しておくことをオススメします。
お風呂の壁も見ておきたい!
部屋は築数十年とは思えないくらい綺麗です。
ですが、リノベーションするにあたって、コンクリ部分はどうしようもないようで・・・
これはお風呂場の天井です。コンクリート部分はリノベーションでも修復しないようですね。

何で剥がれ落ちているのか気になるところではありますが・・・お風呂入ってる時に上から落ちてきたら嫌ですし・・・
部屋やお風呂場の壁がボコボコしてるからと言って住むことに支障はありませんが、見た目が気になる人は内見の時に壁や天井をチェックすることをオススメします。
ビレッジハウスの玄関の隙間をチェック!
ビレッジハウスの玄関は鉄の扉でした。玄関の扉を閉めたとき、ドアとドア枠の隙間はかなり大きいです。
これは古いからとか傾いてるからとかそんな話じゃなくて、ピッタリ嵌らない設計のようです。
「隙間風くらいなら我慢できるよ」と思う人もいるかもしれませんが、換気扇を回すとすごい風量が押し寄せてきます。
玄関の隙間が気になる人は、内見時にチェックすることをオススメします。
ちなみに、隙間が大きいと、風どころか虫が入ってきます。
ビレッジハウスに住んでから1年ほど経ちましたが、ゴキブリはもちろん、アシダカグモ、ゲジゲジ、ムカデを部屋の中で確認しています。
隙間テープを使うことで虫の襲来をかなり防いでくれるので、気になる隙間は事前にチェックしてテープで防ぐことをオススメします。
玄関のカビが汚い
玄関は鉄板、その周りはコンクリートでできているためか、雨の日や湿気の多い日は結露が溜まりやすくなっています。
湿気が多いとカビが生えやすくなります。カビを長く放置しておくと取れにくくなるため、内見時にはカビが生えていないかもしっかり見ておくことをオススメします。
ビレッジハウスの風呂の床は?
ビレッジハウスのお風呂はリノベーションされていて、追い炊き付きのお部屋もあります。
風呂釜や給湯器は新しいのでいいお風呂なんですけど、注目してほしいのはお風呂の床。
お風呂の床ってどんなのを想像しますか?
ビジネスホテルのようなシンプルな樹脂タイプ?それとも古いからタイルが敷き詰められてるようなお風呂?
ビレッジハウスのお風呂の床は・・・コンクリート!ほんとコンクリートを塗り固めただけの床って感じです。
しかも滑らかなコンクリじゃなく、大根おろしができそうなくらいざらざらとしたコンクリ床になります。
滑って転んだら大けがするので、お子さんや高齢者は気を付けたいですね。
お風呂の床がコンクリだったとしても、柔らかいお風呂マットでも敷けば問題ありません。
ですが、気になるのはその塗装!この塗装がやたら剥がれるんですよね。
掃除するためにちょっと擦っただけでも剥がれるし、何なら足を乗せただけでも足裏にくっついてきます。
見てください、この塗装の剥がれ具合。右側の濃い部分がベロンベロン剥がれてきます。

下手するとお風呂の排水溝が詰まりかねないので、十分注意してください。
内見時にコンクリ床ではないお風呂を見つけられたらラッキーでしょう。
ビレッジハウスに自治会・町内会はあるのかを確認
自治会や町内会は強制ではなく、入らないという選択肢もあります。が、入らないことで、ゴミを捨てられないなどの生活するのに面倒な制約が付く場合もあります。
ビレッジハウスには、自治会・町内会が「ある」ところと、「ない」ところがあるようです。
内見の時にはビレッジハウスに自治会・町内会があるのか、確認することをオススメします。
ちなみに、私が住んでいるビレッジハウスには自治会・町内会がありませんでした。住んでから1年ほど経ちましたが、勧誘も何もありませんし、回覧板等回ってくることもありません。
自治会や町内会は「ない」方が気楽に生活することができますが、逆に言うと誰も管理してくれないということになります。
ゴミは曜日関係なく捨てに行きますし、分け方もぐちゃぐちゃ。猫やカラスに荒らされて汚れたとしても誰も片づけてくれません。
雑草も生え放題で、通路や階段も掃除しないから虫の死骸等で汚い状態のままとなります。
実際には、草刈りはビレッジハウスで業者に依頼しているようです。通路や駐車場、ゴミ捨て場の掃除については、ビレッジハウスが関わることがなさそうな感じです。
では、汚れた時誰が掃除しているか?というと、住んでる誰かが自主的に活動しています。少なくとも私が住んでるビレッジハウスはそうですね。
ゴミ捨て場をほうきで掃いている人がいますし、階段を掃除している人もいます。見かけるのは毎回同じ顔なので、自主的なボランティア活動でしょうね。
ビレッジハウスによっては自主的に掃除する人がいなくて汚い状態のままの場合もあります。
内見時には部屋の様子だけではなく、建物の周りもしっかり確認することをオススメします。
野良猫もチェック
ビレッジハウスの建物の周りを見てみると、猫餌が置いてある場合があります。
ビレッジハウスに住んでいる誰かが野良猫にご飯をあげているようなので、猫が苦手な人は事前にチェックしておくことをオススメします。
私が住んでいるビレッジハウスは、置いてあった猫餌は管理人によって片づけられたみたいですが、別の場所に新たに置かれてたり、実際に猫餌をあげている人も見たことがあります。
猫じゃらし作って野良猫と遊んでいる人も見かけたので、どちらかというと野良猫に寛容かもしれません。
ただ、野良猫が多いと喧嘩する鳴き声がうるさかったり、ゴミを荒らしたり、おしっこやうんちで建物の周りを汚したり臭いにおいがしたりと汚い状態を作り出します。
そういった汚い環境が嫌いな人は、野良猫のいないビレッジハウスを内見で探すことをオススメします。
ビレッジハウスに外国人はどれくらい住んでいるかを確認
ビレッジハウスは敷金・礼金・手数料・更新料が無料で、家賃が安いということもあり、フリーターや高齢者、外国の人が多く住んでいます。
ビレッジハウスに住む外国の人たちは日本語ができない方も多く、生活文化が全く違う人たちも多いです。
ゴミ捨てや騒音、マナー、治安的な意味も含めて、このビレッジハウスには外国人がどれくらい住んでいるのか?聞いておくのもいいかもしれません。
個人情報を簡単に教えられる時代ではないので、何割くらい住んでいるのか?など聞ける範囲で聞いてみてください。
日本人が多めの方が、生活マナー等で安心できる点も多いかと思うので、確認してみるのもオススメです。
ビレッジハウスの内見で確認した方がいいことのまとめ
ビレッジハウスは雇用促進住宅をリノベーションした古い建物です。築40年を超える建物も多く、破損や汚れも多く目立ちます。
ビレッジハウスに気持ちよく住むために
- ビレッジハウスの壁
- ビレッジハウスの玄関
- ビレッジハウスのお風呂の床
- 自治会・町内会の有無
- 外国人の多さ
- 野良猫
について、内見時に確認することをオススメします。