うさぎに限らず、ペットを飼っていると事故や病気のトラブルはつきものです。
我が家のうさぎも何度か「ご飯を食べない」状況になったことがあります。つい最近も、ご飯を食べてくれなくて焦ってしまいました。
そんな時の対処方法を、我が家の実体験をもとに紹介します。
民間療法なので、最終的には獣医師さんに診てもらうことをおすすめします。
我が家のうさぎがご飯を食べない状況は?
ある日の朝、うさぎにチモシーを与えたのですが、うさぎは隅っこでゴロンとして身動きしません。
いつもなら、チモシーの袋の音が聞こえただけで立ち上がって欲しがるのに……。
周りをよく見ると、夜の間にうんちが出ていない様子です。
我が家では、たまに野菜やペレットを与える程度で、ほぼチモシーだけを与えています。
よく食べてくれるキャベツを与えてみましたが、まったく見向きもしてくれませんでした。
我が家のうさぎはミニウサギで、2023年現在で10歳になりました。加齢でチモシーをほとんど食べなくなりましたが、ペレットを中心食べて元気です。
うさぎがご飯を食べない原因は?
うさぎがご飯を食べない理由は様々です。
もし、食べない原因が病気である場合、自己判断での対処法は症状を悪化させる危険性があります。
すぐに動物病院に連れて行き、獣医師に診察してもらうのが最も安全です。
近所の動物病院で、うさぎを診察してくれる病院を把握しておくことをおすすめします。
獣医師はうさぎの状態を確認し必要な治療法や病気の原因、予防についてもアドバイスを受けることができます。
ご飯を食べない原因例
- 病気や健康上の問題
- 食欲不振
- 環境の変化
- 食物の選択
病気や健康上の問題
うさぎがご飯を食べない原因として、病気や健康上の問題が考えられます。例えば、歯の問題や消化器系の問題、口内炎、感染症、内臓疾患、腫瘍、ストレスなどが原因になることがあります。
食欲不振
うさぎが十分な食物を摂取していない場合、食欲不振が原因でご飯を食べなくなることがあります。また、過度の摂食制限や食物の嗜好性、加齢に伴う食欲低下なども原因となることがあります。
環境の変化
うさぎは繊細な動物であり、環境の変化に敏感です。新しい場所や新しい飼い主、他のペットや人間とのコミュニケーション不足、騒音や異臭、気温の変化などが原因で、ストレスや不安を感じて食欲が減退することがあります。
食物の選択
うさぎが好まない食物を与えたり、栄養バランスの悪い食事を与えることが原因となり、食欲不振を引き起こすことがあります。
これらの原因の中で特に病気や健康上の問題が原因である場合は、早期に獣医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
うさぎがご飯を食べない時の対処法
うさぎがご飯を食べない時の対処方法はいくつか考えられます。以下は一例ですので参考にしてみてください。
ご飯を食べない時の対処法例
- 環境をチェック
- 食べ物の状態を確認
- 餌を変えてみる
- 水分補給
- 健康状態を確認
- 様子を見る
環境をチェック
ストレスが原因で食欲不振になることがあります。うさぎのケージ周りが静かで安全な場所にあるか確認します。
食べ物の状態を確認
餌が古くなっていたりカビが生えている場合に食べないことがあります。新鮮な餌に交換してみましょう。
餌を変えてみる
餌に飽きている場合があります。異なるタイプのチモシーやペレット、新鮮な野菜を提供してみましょう。
水分補給
脱水が食欲不振の原因となることがあります。新しい水を与え、うさぎが飲めるかどうか確認します。
健康状態を確認
食欲不振は病気のサインであることがあります。うさぎの歯や口腔内の問題、消化器系の異常、感染症などが考えられます。一貫して食欲不振が続く場合、獣医に連絡して相談しましょう。
様子を見る
たまに食欲がないことがあるのは普通です。ただし、1日以上食べない場合は、獣医に連絡して健康状態をチェックしてもらってください。
食欲不振が続く場合は必ず専門家に相談してください。適切な診断と治療がうさぎの健康にとって重要です。
うさぎがご飯を食べなくなった時の我が家の対処法
今回ご紹介するのは、我が家のうさぎがご飯を食べなくなった際の対処法です。
場合によっては症状が悪化する危険性があるため、動物病院で獣医師に診察してもらうことをおすすめします。
ラビット・ヘアボールリリーフを使う
うさぎが初めてご飯を食べなくなった時、毛が詰まっている可能性がある「消化管うっ滞」だと判断し、ペットショップで「ラビット・ヘアボールリリーフ」という、うさぎ用毛玉対策の栄養補助食を購入しました。
ラビット・ヘアボールリリーフには、毛を柔らかくして排出を促す青パパイヤが配合されています。
ラビット・ヘアボールリリーフはペースト状になっていて食べやすいかと思いましたが、我が家のうさぎは食べてくれませんでした。
ペースト状のものを食べてくれない時は、指ですくってうさぎの鼻先につけると舐め取ってくれます。
現在ではチューブから直接食べます。積極的に食べるので美味しいようです。
ラビット・ヘアボールリリーフを与えてながら様子を見ると、1,2日でチモシーを食べるようになり、うんちも出るようになりました。
ラビット・ヘアボールリリーフが対処法として適切だったかはわかりませんが、栄養補助として鼻先につけてあげたり、直接与えることを試してみる価値はあるかと思います。
うさぎを温める方法
「うさぎ うっ滞 応急処置」で検索すると、うっ滞の場合はマッサージや温めるなどの対処法が挙げられる場合があります。
ただし、他の病気が原因でご飯を食べない場合は症状を悪化させる危険性があるため、必ず獣医師に相談してください。
我が家のうさぎがご飯を食べなくなった時、耳を触るととても冷たくなっています。
「消化管うっ滞」の症状には低体温が伴うことが多いらしく、手のひらをうさぎの耳や背中に当てて温めることで症状改善が期待できます。
私は手のひらで5分温めて5分休憩を繰り返すことで、うさぎの体を温めました。繰り返し温めることで、ご飯を少し食べるようにることもあります。
我が家のうさぎは、ラビット・ヘアボールリリーフと合わせて体を温める対処法で何度かご飯を食べるようになりましたが、この対処法が実際に効果があるかどうかは不明です。
症状が改善しない場合は速やかに獣医師の診察を受けてください。
うさぎのうっ滞は、腸内の運動が低下して便が排出されなくなる状態を指します。通常、うさぎは大量の草や野菜を食べるため、消化器系が過剰に働き、腸内で形成された便が正常に排出されます。しかし、何らかの理由で腸内の運動が低下すると、便が排出されず、うっ滞が引き起こされます。
うさぎのうっ滞は、以下のような原因によって引き起こされることがあります。
- 食物の変化
うさぎの食事に突然変更があった場合、特に高繊維の食物の急激な増加によってうっ滞を引き起こすことがあります。 - 不適切な食事
うさぎが高脂肪の食品を食べた場合や、不十分な水分摂取、または野菜不足の食事を摂取することによって、うっ滞を引き起こすことがあります。 - 運動不足
運動不足になることで腸内の運動が低下し、うっ滞を引き起こすことがあります。 - ストレス
ストレスによって、うさぎの消化器系が正常に機能しなくなり、うっ滞を引き起こすことがあります。 - 疾患
うさぎが消化器系の疾患を抱えている場合、うっ滞を引き起こすことがあります。
うさぎのうっ滞は、放置すると重篤な状態に進行することがあります。獣医師に早期に診てもらい、治療することが重要になります。治療には、うさぎに適切な食事と水分を与えること、腸内運動を促進する薬剤を使用することが含まれます。
うさぎがご飯を食べない時の対処法のまとめ
うさぎがご飯を食べない時の原因と対処法について紹介しました。
うさぎがご飯を食べない時には、原因を見つけて適切な対処を行うことが大切です。
うさぎの健康を守るために、定期的な獣医師の診察や適切な食生活、生活環境の整備が必要です。
今回、私が試した対象方法は2つ。「ラビット・ヘアボールリリーフ」と「体を温める方法」です。
私は獣医師ではないため、これらの対処法が適切とは言えません。獣医師に相談して、適切な診察を受けることが重要になります。
愛情を持ってうさぎと向き合い、健康的に育ててあげましょう。