ペットのお薬の副作用の調べ方!犬・猫の死亡例もあるから注意が必要!

犬や猫のお薬、獣医師からきちんと説明を受けて処方してもらってますか?

どんなお薬にも副作用が必ずあります。また、お薬の飲み合わせによっても危険な場合があります。

今回は、実際に報告されているペットのお薬の副作用について調べてみたので、購入・使用の参考にしてください。

使用上の注意を必ず読む

私たち自身、薬を服用する時に使用上の注意ってあまり読まないですよね。

本来であれば必ず読むべき内容なので、目を通すことをオススメします。

じゃないと、本当に大変なことが起きてしまうかもしれません。

私も改めて使用上の注意を読んでみようと思います。

以下の画像は「フロントラインプラス猫用」の使用上の注意です。

フロントラインプラス猫用の使用上の注意

正直、有効成分や含量を見ても、何のことやらさっぱりわかりません。

  • 効能又は効果
  • 用法及び用量
  • 使用上の注意

はしっかり読んでおきましょう。

フロントラインプラスの副作用については、使用上の注意の「猫に関する注意」に記載されています。

もし、動物が舐めた場合、溶媒の性状のため一過性の流涎が観察されることがある。そのため、滴下部位を他の動物が舐めないように注意すること。
まれに、他の外用殺虫剤と同様に本剤の使用後、個体差による一過性の過敏症(投与部位の刺激によるそう痒、発赤、脱毛)が起こることがある。もし、症状が持続または悪化する場合は、直ちに獣医師に相談すること。

人のお薬の場合、わかりやすく「副作用」って書かれた項目があったような気がするんですけど、動物用医薬品、少なくともフロントラインプラスには、そういった項目がありません。

フロントラインプラスの場合、お薬を舐めちゃうとヨダレが出たり、薬を付けた部分がハゲちゃったりすることもあるから注意してね、ってことのようです。

でも、これだけなら重篤な副作用でもないから安心して使用できそうですよね。

副作用の報告義務

先ほどの使用上の注意が書かれた紙、一番最後に一番小さく書かれている文字を読んでみましょう。

獣医師、薬剤師等の医薬関係者は、本剤による副作用などによると疑われる疾病、障害若しくは死亡の発生又は本剤の使用によるものと疑われる感染症の発症に関する事項を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するために必要があると認めるときは、製品情報お問い合わせ先に連絡するとともに、農林水産省動物医薬品検査所にも報告をお願いします。

簡単に言えば、「怪しい副作用があれば農林水産省に連絡してね」ということです。

日本獣医師会でも副作用報告が義務付けられています。

薬局開設者、病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者又は医師、歯科医師、薬剤師、獣医師その他の医薬関係者は、医薬品又は医療機器について、当該品目の副作用その他の事由によるものと疑われる疾病、障害若しくは死亡の発生又は当該品目の使用によるものと疑われる感染症の発生に関する事項を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を厚生労働大臣(農林水産大臣)に報告しなければならない。

日本獣医師会 副作用報告

動物医薬品検査所とは?

犬や猫のお薬に副作用が認められる場合、農林水産省の「動物医薬品検査所」へ報告してくださいと書いてありました。

「動物医薬品検査所」は、動物用医薬品や医薬部外品など、動物にとって安全に使用できるかを審査・検査する機関です。

動物用医薬品の情報はすべてここに集まると言っていいでしょう。

日本全国で起きた副作用についても、動物医薬品検査所に集まります。

副作用情報データベース

動物医薬品検査所に集まった副作用情報は「副作用情報データベース」として公式サイトに公開されています。

この副作用情報は、素人の私たちでも見ることのできる情報です。

知りたいお薬の名前を検索すれば表示されるので、気になるお薬の副作用について調べてみましょう。

フロントラインプラスの副作用

例として、ノミ・マダニの駆除薬として人気の「フロントラインプラス」の副作用について検索してみます。

ノミ・マダニの駆除薬は飼い主や犬・猫にとっても馴染み深いお薬だと思います。

フロントラインプラスの副作用で検索すると、「毛が抜けた」とか「吐いた」とかは良く見聞きしますよね。

では、全国で報告されるような重篤な副作用はどのような感じかというと、

投与者症状転帰
飼い主嘔吐、元気・食欲消失死亡
飼い主動きが鈍い、呼吸がゆっくり死亡
飼い主虚脱死亡
その他
獣医療関係者
元気消失、食欲廃絶、
呼吸促迫、嘔吐、
低体温、腹式呼吸、
開口呼吸、意識混濁、
白血球数増加、カリウム値低下
死亡
獣医師横臥、虚脱回復
飼い主食欲不振、元気消失、肝酵素の上昇死亡
獣医師強直間代性痙攣、泥状便、失禁回復
飼い主虚脱、嘔吐、ふらつき、
ほふく前進様行動
回復
飼養者出産した子猫の死亡回復
飼養者死亡 死亡
飼養者死亡死亡

死亡している例も少なくありません。

ただし、副作用情報データベースを見てもらえばわかりますが、フロントラインプラス使用前後の健康状態や経緯が不明な場合が多いため、直接的な因果関係は不明です。

ですが、薬を投与後、死亡した例もあるということは頭に入れておく必要があると思います。

獣医師に相談してから購入・使用する

ペットのお薬は通販サイトから購入できたり、海外から個人輸入することで入手することができます。

お薬によっては、大切な犬・猫に重篤な副作用を起こす危険性があります。

購入・使用の前に、必ず獣医師に相談し、自分の大切なペットに必要なお薬は何なのか?しっかりと理解しておきましょう。

逆に、獣医師が処方するお薬は適切なのか?疑問に思ったときはセカンドオピニオンで、他の動物病院で診てもらうことも検討しましょう。

犬・猫のお薬の副作用を調べる方法についてのまとめ

犬や猫に使用するお薬には必ず副作用があります。

全国で確認された重篤な副作用は動物医薬品検査所「副作用情報データベース」で確認できます。

気になるお薬があれば、検索をして調べてみることをオススメします。

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