2022年1月に開業届を出し、1年間、雑記ブロガーとして収入を得てきました。
2023年提出分の確定申告と所得税の納付を「やよいの青色申告」と「e-Tax」を使って終わらせることができたので、そのやり方や手順について紹介したいと思います。
同じようにブログやアフィリエイトで収入を稼いでいて、確定申告のやり方について調べている人は是非参考にしてみてください。
私はブロガー・青色確定申告1年目の初心者です。記事内容が間違っている可能性もあるので、他の方のやり方も合わせて参考にしていただけると幸いです。
ブロガーが確定申告する流れ
ブロガーやアフィリエイターは確定申告するまでの流れについて紹介します。
確定申告までの流れ
- マイナンバーカードを作る
- e-Taxの利用者情報の登録をする
- 開業届を出す
- 青色申告承認申請書を出す
- 帳簿付け・仕訳をする
- 確定申告
e-Taxは「国税電子申告・納税システム」と言い、簡単に言えばネットで確定申告や納税のための手続きができる便利なシステムです。
個人事業主がお得に確定申告するためには必須のシステムなので、利用手続きをすることをおすすめします。
e-Taxを利用するためには「マイナンバーカード」が必要なので、早めに作っておきましょう。
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マイナンバーカード 身分証や住民票がない人は受け取りできる?作り方と届くまでの時間は?
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マイナンバーカードを作り、e-Taxの利用手続きを済ませたら「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出します。
確定申告には「白色申告」と「青色申告」がありますが、「青色申告」の方が手間は増えますがかなり節税できるのでおすすめです。
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e-Taxで開業届と青色申告承認申請書を提出するやり方
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収入の帳簿付け・仕訳ですが、「やよいの青色申告」を使うのがおすすめです。初心者でも簡単に帳簿付け・仕訳、そして確定申告ができます。
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やよいの青色申告オンラインの使い方!登録方法からアフィリエイトの帳簿の付け方
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ブロガーの確定申告のやり方
ここからは「やよいの青色申告」を使って確定申告をしたやり方について紹介していきます。
実際の手続きを画像付きで紹介していくので参考にしてみてください。
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減価償却費の計算
やよいの青色申告のかんたん取引入力などで帳簿付け・仕訳の入力が終わったら「メインメニュー」の「確定申告」からStep1「減価償却費の計算」の「開始」をクリックします。
申告方法がe-Taxになっていることを確認しておきます。

減価償却費は事業で使う10万円以上の資産・費用を数年に分けて確定申告する内容です。

ブロガーならパソコンが10万円以上になることが多そうだね。
私はブログを運営するのに10万円以上の費用はかけてないので減価償却費がありません。
やよいの青色申告を使った減価償却費なら自動で計算してくれるようですので、やり方については「やよいの青色申告 減価償却費の計算」を参考にしてみてください。
青色申告決算書の作成
Step2では「青色申告決算書」を作成していきます。
青色申告決算書とは?
青色申告決算書は、ブログで稼いだ収入や使った費用をまとめて提出する書類です。やよいの青色申告ならかんたん取引入力などの入力データが自動で反映するので、流れに沿って進めていけば簡単です。
「基本情報」では「名前」「住所」「事業の情報」などを入力して次へ進みます。
整理番号は税務署から送られてくる確定申告書用紙に書いてありますが、わからなければ書かなくてもいいようです。
「売上・仕入」はかんたん取引入力などで入力した内容が自動で反映しています。売上金額に間違いないことを確認して次へ進みます。
「経費の家事按分」は事業とプライベートで共用している支出の割合設定です。ブロガーは自宅で作業することが多いので家賃や電気代などを経費にできるようですが、デリケートな部分なので少なめに設定する方が無難なようです。


私はサーバーやドメイン代などは通信費として経費にしてますが、家賃や電気代は経費に入れてません。
「その他の経費」「家族・従業員」「消費税」はそれぞれの環境に合わせて確認してください。初めて確定申告する初心者ブロガーはあまり関係ない内容かもしれません。
「最終確認」で間違いがないことを確認して「完了」をクリックすれば「青色申告決算書」の完成です。
「完了・ダウンロード」から作成した青色申告決算書をダウンロードして保存しておきます。
ポイント
「仕訳帳・総勘定元帳」もダウンロードできます。やよいの青色申告では「紙で印刷し」と書いてあるので、電子データと印刷した紙も合わせて保存しておくと安心ですね。

確定申告関連の書類は7年保存しておこう!
確定申告書の作成
Step3では、先ほど作成した青色申告決算書の内容から「確定申告書」を作成していきます。
確定申告書とは?
ブログで稼いだ「収入ー経費」から「所得」を計算して、納税金額を申告する書類です。
「基本情報」では「電話番号」「提出先税務署」などを入力して次へ進みます。
「源泉徴収税の確認」は、初心者ブロガーにはあまり関係ないのでそのまま次へ進みます。
源泉徴収税は、事業者や会社が給与を支払うときに税金を差し引いて納付する仕組みだそうです。
「所得の選択」では、ブログやアフィリエイト以外の収入があるかを選択します。事業以外の収入は「雑所得」として申告する必要があります。

農業や不動産、会社の給与、公的年金などが当てはまります。
暗号資産
私はビットコインやイーサリアムなどを売買したので「暗号資産」が雑所得に当てはまります。
やよいの青色申告で暗号資産を申告する場合には「生命保険の年金、互助年金などの収入がありますか?【その他 雑所得】」にチェックを入れて次の画面で収入金額や必要経費などを入力すればOKです。
「損益通算」「繰越損失の入力」では事業所得や不動産所得などの損益を控除できる項目です。ブロガーやアフィリエイターで損益が出ることは無いと思います。

「稼げる」「儲かる」などの高額な情報商材は買わないようにね!
「所得控除の選択」では当てはまる所得控除について選択して次のページで内容を入力します。
所得控除には「社会保険控除」「生命保険控除」「配偶者控除」「扶養控除」などがあります。
社会保険控除
ブロガーは個人事業主なので国民健康保険に加入していると思います。
前年の「国民健康保険 納付済額のお知らせ」等のハガキが届くと思うので合計金額を入力します。
ふるさと納税
私はふるさと納税をしたので寄付金額が控除の対象となります。
やよいの青色申告では「寄付金控除を受けますか?」にチェックを入れて寄付先の住所や金額を入力すればOKです。
「所得税額の確認」で前年の所得金額から計算された所得税額を確認します。


私の所得税は「67,900円」でした!
「所得税の税額控除」では住宅ローンなどの該当する税額控除があれば入力します。
「所得税の納税額確認」で内容に間違いないことを確認します。
「延納・その他」では該当するものを入力します。
確定申告で納付する税金の1/2以上の金額を期限内の納めると、残りを5月31日まで延納できるそうです。
「住民税・事業税」では、該当する住民税・事業税に関する事項を入力します。
ふるさと納税
ふるさと納税をしている場合は「住民税の寄付金税額控除を受けますか?」にチェックを入れて、寄付した金額を入力します。
事業税
事業税は都道府県に対して納付する税金だそうです。事業税は「(所得額ー290万円)×税率3~5%」で計算するようです。所得が290万円以下なら納付しなくて大丈夫ですが、青色申告が適用されないそうです。青色申告の控除額65万円を戻してから計算する必要があるので注意が必要です。
「最終確認」で納税額や提出する書類の選択などに間違いないことを確認し「完了」をクリックすれば確定申告書の作成完了となります。
「完了」で作成した確定申告書をダウンロードして保存しておきましょう。
e-Taxで確定申告するやり方
やよいの青色申告て作成した確定申告書を利用してe-Taxから確定申告を行います。
やよいの青色申告のソフトを使えばめちゃめちゃ簡単に確定申告できます。
NFC(おサイフケータイ機能)でマイナンバーカードを読み取れるスマホが必要です。
ちなみに、e-Tax公式サイトの「確定申告書等作成コーナー」を使った確定申告のやり方については以下の動画を参考にさせてもらいましょう。
- 参考動画

私もちょっとやってみようとチャレンジしたけど面倒そうでした…
やよいの青色申告のStep4「電子申告(e-Tax)」の開始をクリックします。マイナンバーが必要になるので入力してOKをクリックします。

e-Taxにログインするため「利用者識別番号」と「暗証番号」を入力します。

「電子証明書の登録に必要な情報を入力します」で「利用者名」「住所」「所轄税務署の都道府県」「所轄税務署」を入力して次へ進みます。
「申告書データをe-Taxに送信します」から2次元バーコードをスマホで読み取ります。

「弥生 電子署名」アプリが必要です。
「申請書の確認」が表示されるので「次へ」をタップします。

「電子署名」からスマホのNFC機能でマイナンバーカードを読み取ります。

「公的個人認証サービス」の「署名用パスワード」を入力して次へ進みます。
「電子署名の送信が完了しました」と表示されれば確定申告書の提出完了となります。

所得税の支払いのやり方
「やよいの青色申告」と「e-Tax」を使って確定申告を終わらせたら所得税を納付します。
e-Taxのメッセージボックスを確認してみると「納付情報登録依頼」が届いています。

中を確認すると「納付内容を確認し、以下のボタンより納付してください」と書かれています。
納付方法
- 電子納税(インターネットバンキング)
- スマホアプリ納付
- クレジットカード納付
- コンビニ納付(QRコード)
- ダイレクト納付利用届出書(預貯金口座振替)

私はスマホアプリ納付を選択しました!以下からはスマホアプリ納付のやり方についての紹介です。

「スマホアプリ納付」をクリックすると「スマホアプリ納付用QRコード」が表示されるのでスマホで読み取ります。

「国税スマートフォン決済専用サイト」が表示されるので注意事項や決済の流れを確認して次へ進みます。

スマホアプリ納付の支払い方法一覧
- PayPay
- d払い
- au PAY
- LINE Pay
- メルペイ
- amazon pay
スマホアプリ納付は30万円が上限額となっています。
支払いたいスマホアプリを選んで次へ進みます。


私は「amazon pay」を選択しました!以下からはamazon payでの支払い方法についての紹介です。
「納付情報の確認」が表示されるので、納税額などに間違いないことを確認て「メールアドレス」を入力して次へ進みます。

amazon payのギフトカード残高払いをするためAmazonアカウントにログインします。

amazon payでの支払い画面が表示されるので、Amazonギフト券残高の確認をしたら「続行」をタップします。
再び「納付情報の確認」が表示されるので支払い方法や納付税額に間違いがないことを確認して「納付」をタップすれば所得税の支払い完了となります。

スマホアプリ納付は納付内容を後日確認することができないそうなので「納付内容をダウンロード」をタップして保存しておくことをおすすめします。

「納付完了通知_申告所得税及復興特別所得税」をダウンロードできます。
ブロガーの確定申告と所得税納付のやり方まとめ
ブロガーのやよいの青色申告を使った確定申告と所得税の納付のやり方について紹介しました。
個人事業主で収入や経費が少ないのであれば、自分で帳簿を付けたり確定申告をするのがおすすめです。
確定申告の「青色申告」は控除額が大きくなるので事前の申請をおすすめします。
帳簿や仕訳については「やよいの青色申告」が初心者でも簡単でかなりおすすめです。
有料ソフトではありますが、1年目は無料なので是非お試しで使ってみてください。有料であっても使いたくなること間違いなしです!
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