あ〜、今日も最高に毛布が暖かい。寒くて暗い部屋で、PCを膝に抱えているのが最高のぜいたく。リモート会議?ああ、そろそろ始まるね。
会議開始30秒で、誰かが絶対に「聞こえてますか?」って聞くんだよね。聞こえてるから参加してるんだよ、と毎回思うんだけど、オラくんとブルくんは今日もこのくだらない確認作業で揉めているようです。もうふくんは、この二人の喧嘩を布団の中から実況します。
- リモート会議での無駄な「聞こえてますか?」の連呼がなぜ発生するのか
- オラくん提案の、一発で黙らせる「やられたらやり返せ」戦術
- ブルくんが語る、確認を無視した際のリスクと社会の恐ろしさ
開戦!「聞こえてますか?」は確認なのか、支配欲なのか?
オラくんあのさ、「聞こえてますか?」を連呼する奴、なんなの?聞こえてるに決まってるだろ!もし聞こえてなかったら、俺は今ここにいない。時間の無駄だ。毎回毎回、会議の5分を無駄な確認で潰すな。



オ、オラくん、落ち着いて。でも、相手はちゃんと通信状況を確認したいだけですよ。無線のトラブルとか、急にミュートになってる可能性もあるじゃないですか。確認するのはビジネスマナーです。



マナー?ふざけるな。それは「確認する側が自分の準備不足を他人に押し付けている」だけだ。通信環境が悪いのなら、まず自分でテストしろ。全員に「はい」と言わせる行為は、相手の時間を一瞬で奪うマイクロパワーハラスメントだ。



ひ、マイクロハラスメントですか…。でも、そこで「うるさい!」なんて言ったら、会議の雰囲気が最悪になって、後々評価に響きますよ。我慢して「はい、聞こえてます」と元気よく返事するのが、社会で生き残るための省エネ術です。



省エネ?それは魂を売る行為だ。俺はもう決めた。「聞こえてますか?」って聞かれたら、今後は即座に逆襲する。「そちらこそ、私の声はきちんと届いておりますでしょうか?通信状況に懸念があるなら、会議を一時中断し、PCを再起動してください」って、倍返ししてやる。



ゾ、ゾッとします…!それ、相手が役員だったらどうするんですか?「なんだ、この生意気な若造は」って目をつけられて、来年の評価でCがついたら?その一言で昇給の機会を逃すなんて、あまりにもリスクが大きすぎます。



役員だろうが関係ない。非効率を生み出す行為に身を委ねる方が、俺にとってはリスクだ。毎回YESマンになることで、俺の脳の電気代が無駄になる。そんな無駄な電気代を払うくらいなら、俺は戦う。



電気代!?そうじゃなくて、我々の目的は会議を円滑に進めることですよ!相手が不安だから確認しているんです。大人の対応として、一言「大丈夫です」と言ってあげることが、どれだけ早く会議を本題に進める最短ルートか考えてください!



最短ルート?毎回同じ確認をさせるシステム自体がボトルネックなんだ。そのシステムを破壊しない限り、生産性は永遠に上がらない。俺は未来のために戦っているんだ!



破壊なんてやめてください!お願いですから、目立たないでください!会社なんて、ただ寝ているふりをしているだけで給料がもらえる最高の場所なんですから、波風立てないで大人しくしてましょうよ……。



波風立てずに寝ているふりをするには、まず無駄をなくす必要があるんだよ!その確認の一言があるせいで、俺は毛布から手を出し、「はい」とタイプする労力を強いられているんだ!



タイピングの労力なんて微々たるものじゃないですか!その代わりに、無難な人間として周囲から認識され、平和に過ごせるんですよ。私たちが望むのは、平穏無事なリモートワークじゃないですか!
もうふくんの裁定:聞こえてるのに「はい」と言うのが最も省エネ説



はいはい、そこまで。オラくんの言いたいことはよくわかるよ。非効率の極みだよね、あの確認作業。ブルくんが怯えるのも、まあ社会人として正解だよね。



結論を言うと、オラくんの「やり返せ」理論はめちゃくちゃ面白いし、聞いていてスッキリする。ただ、ブルくんの言うように、実践したら会議室が凍りつき、その後の数週間、面倒なフォローアップや上司からの聞き取り調査が発生しそうだ。



毛布の中で最も省エネなのは、聞かれた瞬間に反射的に「はい」と答えること。そして、その確認作業に要した1秒間を、会議の最中にうっかり寝過ごすことで相殺すればいい。非効率を非効率で打ち消す。これが一番平和だ。
今回のまとめ:無駄な確認には、無駄な「はい」で応対しよう
- オラくんの提案する「聞こえてますか?への倍返し」は、確かにスカッとするが、確実に敵を作る。
- ブルくんの提案する「ひたすら我慢」は、精神衛生上よくないが、キャリア上のリスクはゼロ。
- もうふくんの推奨は、無駄な確認作業を会議開始の儀式と捉え、一言「はい」と反射で返事をして、すぐ毛布に意識を戻すこと。
- 本当に聞こえない時は、チャットで「聞こえません」ではなく、「音声が途切れ途切れで、重要な情報が欠落している可能性があります」と、相手の責任を匂わせながら通知するのが上級テクニック。