「お疲れ様です」。毎日職場で何十回と口にするこの言葉。本当に疲れているときに言われると逆にムカつくし、疲れてないのに言うのも、それはそれで疲労度が増す。結局、あれって業務連絡なの? それとも社交辞令なの?
布団の中から職場を眺めているもうふくんは、この呪文のような習慣について、怒りのオラくんと、怯えるブルくんの激論を聞くことにしました。
- 「お疲れ様です」に対するオラくんの理論武装と怒り
- ブルくんが代弁する、挨拶をしないことへの社会的な恐怖
- 挨拶を「究極の省エネモード」で乗り切る方法
開戦!職場の挨拶「お疲れ様です」は必要なのか?
オラくん「お疲れ様です」って言うたびに、僕のHP(ヒットポイント)が削られてる気がするんだ。特に定時ピッタリに帰る僕に、残業している上司が「今日もお疲れ様です!」って満面の笑みで言ってくる時。あれ、100%皮肉だろ?



いや、オラくん。あれは『無事に一日を終えたことへの確認』という名の、職場を守る結界なんだ。呪文だと思って唱えておけば、角は立たない。言わないリスクの方が、僕らの社会人生命にとってはるかに大きいんだよ。



リスク? 挨拶しなかったらクビになるのか? 僕は今日一度も疲れてないのに、なんで彼らの疲労を共有する義務があるんだ。むしろ、僕が爽やかに帰る時、残業している上司に「ご苦労様です」って笑顔で言ってやりたいわ。



ぎゃあ!それは絶対ダメ!『ご苦労様です』は目上の人には使えないんだよ!社会的な死を招く!平和に乗り切るには、オラくんの感情なんてどうでもいい。形だけ言えればいいんだ!



形だけってのがムカつくんだよ。もし僕が真顔で、感情を一切込めずに棒読みで「お、つ、か、れ、さ、ま、で、す」って、一音一音区切って言ったらどうなる?



雰囲気が悪くなる。そして、陰で「あいつ、感じ悪いよな」って噂される。それが積もって査定に響くんだ。オラくん、そんな些細なことで自分の評価を下げるのは、最大の損だぞ!



損得で言ったら、毎日30回以上、心にもない挨拶でエネルギーを使う方が損だろ!僕はもう言わない。最低限の「おはようございます」だけで、職場の透明人間として生きていく!



頼むからやめてくれ!オラくんが言わないと、職場の空気が濁って、そのしわ寄せが僕に来るかもしれないんだ!僕の平穏を乱さないでくれ。頼むから、毛布の中ででもいいから心の中で唱えてくれ。



チッ。結局、この呪文は「お前も俺たちと同じように頑張っているフリをしろ」っていう同調圧力の塊なんだな。
もうふくんの裁定:儀式は省エネモードで乗り切るべし



まあまあ、二人とも落ち着いて。オラくんの怒りも、ブルくんの恐怖もわかるよ。どちらも、この呪文に自分のエネルギーを吸い取られている感覚なんだよね。



あれは挨拶というより、職場という名の巨大なRPGの『セーブポイント通過通知』みたいなものだと思おう。疲れてても疲れてなくても、とにかく言っとけばゲームは続行できる。言わないとバグって強制終了になるかもしれないのが怖いところ。



だから、オラくん。エネルギーを消耗するなら、究極の省エネ法を使えばいいんだ。ブルくんの言う通り、建前でいいなら、感情のスイッチを切って、最低限の声帯振動だけで発動する「超ショートカットキー」として使おう。僕だって布団の中から「むにゃむにゃ…お疲れ…」って唱えてるよ。誰も見てないけど。
今回のまとめ:無感情の「お疲れ様です」をマスターする
- 「お疲れ様です」は業務ではなく、感情を乗せない『必須の儀式』と捉えよう。
- 棒読みでいい。重要なのは音の有無。感情を乗せないことで、オラくんの主張する「エネルギー消費」を最小限に抑えるのがベスト。
- 挨拶に疲れたら、ブルくんのように怯えるのではなく、もうふくんのように布団の中に逃げ込み、今日の儀式を全て忘れるのが一番の回復術。